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2016年5月11日水曜日

環境教育してたら、なんだかマルクス経済学の講座みたいになってしまった。

環境教育の講座も、無事に折り返しました(全10回)。


わたしはスター♪

前回の記事で書きましたが、環境教育の講座でも歌ってます。

過去記事:青年海外協力隊ボランティアの活動上のバカさ加減に関する一考察。

どんな歌かいうと、こんな感じです。
https://www.facebook.com/asterdigitalrd/videos/872582886127167/

内容的にはアステルさいこー!

アステルというのはドミニカのケーブルテレビ会社で、マス・ディベルシオン!マス・イマヒナシオン!(もっと楽しく!もっと想像力豊かに!)と高らかに歌い上げています。

で、なんでこの歌を歌うかというと、環境教育に大切な要素を歌い上げているから。

2016年4月24日日曜日

環境教育隊員はトリックスター。ごみが減れば手段は何だっていい。

ヴィレッジヴァンガードのバイヤーさんの記事を読んで非常に共感するところがあったので。


雑に物事を愛する

ちょっと長めですが、引用します。

―お客さんのニーズはどこで判断するんでしょうか。

金田:日別の売り上げです。数字です。それ以外にないです。肌感覚で「売れてる」とか「来てる」とか言ったってしょうがない。

―ただ、数字を重視するのならば、人気のあるメジャーなアーティストを扱えばそれでいい、ということになりますが。

金田:それはないですね。メーカー主導のプロモーションだけってつまんないなーといつも思ってて。あくまでこっちのやり方で仕掛けたい。そうなると必然的にインディーズの人が中心になっていく。

―人気によらずお客さんのニーズを汲み取るポイントというのはどういうところにあるんでしょうか。

金田:そうだなあ……雑に物事を愛することを肯定してあげればいいんです。

―雑に物事を愛することを肯定する?

金田:カルチャーを愛する人って、それをどんどん深く、細かく突き詰めたくなるんです。でもヴィレッジのやっていることは逆なんですよね。そうじゃなくていい、というあり方を肯定する。どんなにマニアックだと思われるものでも、出来る限り間口を広くとって風通しをよくしたいんです。専門店じゃないんだから、入り口に徹したいって気持ちがあるんです。

―ある種の軽薄さとか、下品さがポイントになっている。

金田:そうなんです。ただ注意しなきゃいけないのは、下品だからいい、軽薄だからいいというわけじゃない。これは大事です。

―下品さを肯定しつつも、踏み越えちゃいけないラインがあるわけですね。だからこそアーティスト側からもちゃんと信頼される。そこのラインを守るために大事にしていることはありますか?

金田:それは知識です。もう、これは間違いない。売る側の人間がカルチャーの知識を誰よりも持ってないといけない。それが背骨にあることが重要。だから、スタッフにはできるだけたくさん音楽を聴いて、たくさん本やマンガを読んで、担当同士で交流して、「あれはよかったね。これもよかったね」と話さないと、と言ってます。とにかくマンガを読んで本を読んで音楽を聴く。その数をこなすことが絶対条件。ただ下世話なだけの人と、知識を持った上で下世話なことをするのは、全然違うんです。

―なるほど。サブカルチャーの知識をきちんと持ちつつ、スノビズムに陥らないようにする。

金田:そうですね。そこで活きているのが資料を読まないことですね。再生ボタンを押して聴いた印象をそのまま書く。そうすればお客さんと同じ目線に立てるわけですから。

―― ヴィレヴァン下北沢店名物バイヤー・金田の語る成功論と怒りとは/CINRA.NET

これね、すごい分かるんですよ。学生時代、CDショップでバイトしてたこともあるので、どっちかと言うとコンピものは邪道というか軽薄なイメージを持ってました。あと、当時はベストアルバムが売れに売れてた時代だったので(オリジナルアルバムが2枚しかないのにベストアルバムを出すアーティストが居たりというナゾのバブルっぷり)、いくら自分が好きなアーティストがベストアルバムを出したところで、なんか敬遠しちゃったり。なんてイケ好かないヤロウだったんだ。

それも今となっては特にこだわりもなく、聴きたいものを聴きたいようにフラフラしてます。まいにち強制的に聞かされるバチャータ&メレンゲですら、1、2曲くらいは好きなものもありますし。

2016年4月11日月曜日

カカオを使った環境教育でひと儲けしたい話

首都の日本語学校で環境教育の授業をしてきました。


1年越しの約束

思えば2015年1月にドミニカ共和国に来て、最初に仲良くなった先輩隊員はホームステイ先と同じアパートに居た日本語学校配属の若人。アパートの屋上でビールを飲みながらあーだこーだ話したり、ぼくがアルタミラに移ってからは遊びに来てくれたりと、想い出は多々。

そんな彼も2015年7月には日本に帰りました。帰る前に約束したのは「日本語学校でも環境教育をする」。それが約1年経って、叶いました。こんかいお膳立てしてくれたのは、これまた7月に帰国予定の先輩隊員。本当に感謝です。


2016年4月1日金曜日

「子どもの貧困」は誰がつくりだすのか?ドミ人の大人にブチ切れしました。

セマナ・サンタ明け、安定のすっぽかしはガマンできても。

「習慣だから」というのは簡単

先々週から始まった「参加型環境教育リーダー育成塾」の第2回目。先週はセマナ・サンタ(イースター)で、ぼくの両親が来ドしたこともあり、お休みでした。

まー、セマナ・サンタ明けの月曜に設定してたから「来ないだろうなあ」と予想してたら的中で、本日木曜に延期してました。

でも、今日も来ない。

大人だけが。

カッチーン!

どういう了見だ、と。

たまりかねてCPに質問しましたよ。

「テンゴ・ウナ・プレグンタ」(1つ、質問があります)ですよ!

2016年3月17日木曜日

今日の環境教育講座はプロジェクターが使えないので読み上げで対応しましたよ

日本語で書くとスゴイことしてそう…。


19人が参加(予定だった)

UMPCアルタミラを構成する各団体の次世代リーダーを対象に企画した講座だったんですが、フタを開けてみると、高校生たちがメインの総勢7人にw

前日までにジョランダが「19人参加するわよ!」と言ってたんですが、そもそも最大で16人って伝えてたんだけどな。誰でも彼でも誘えばいいもんでもないので「なんか違うな~」と思いつつ。メインターゲットや企画趣旨もキチンと説明したはずなのに

とは言え、無事(?)にスタートしました。


2016年2月10日水曜日

マイケル・ジョーダンと参加型環境教育

チョコララご近所グループでの第2回 高倉式コンポスト講習会が終わりました。
前回:ボランティアに必要なのはCPへのプロデューサー視点


知識伝達型教育

会場に向かう途中、グアテマラかどこかで算数プロジェクトか何かやってるイケメン同期の動画を見せて「同じ時間過ごしてるのに、スペイン語のレベルが違う」という現実を噛みしめていました。それもそのはず。彼は語学訓練時代、スペイン語の形容詞の使い方が分からず半泣きで教えてもらいに行ったらズバッと解決してくれた恩人。アレがあったから語学訓練がんばれたのは内緒の話w

2016年2月4日木曜日

稼いで、稼いで、キミ幸せ!環境教育隊員に必要なことは全てカエル先生が教えてくれる。

ちょっと自己啓発系の書籍タイトルみたいにしてみました。

大切なことはナイス&フレンドリー

昨日の清掃活動用につくったビラを、友だちのエミに渡してきました。一通り読んで「いいね!」。ビラの内容は、エミとのお喋りがヒントになってるので、本当に感謝してるのです。

で、さっそくサインして「お店に貼っておくよ」って言ってくれる。昨日は数軒の店主に職員が説明するも、反応はイマイチだったので嬉しいったらありゃしません。

お店は市役所の大切なパートナー!


2016年2月3日水曜日

着任1年を前に、初めて市役所職員と活動した件。

長かった・・・この日を迎えるまでが。

ツルの一声で清掃活動!

配属先での中間報告で「なんもしてません。だからチョコララで働きます」と言ったのが効いたのか、調整員さんがいろいろ言ってくれたのが効いたのか、市長の一言で清掃活動実現ですよ。

ジカ熱も流行りだしたので、その対策も兼ねて。

手前の女性がぶら下げてるのが「クロロ」という、塩素系の消毒液ですね。
これだけ数があるから、てっきり配るのかと思ってたら違った。
もっと少なくてもいいのでは?

2016年1月27日水曜日

ボランティアに必要なのはCPへのプロデューサー視点

1年経って、やっとCP(カウンターパート/仕事上の相方)が自主的に動いてくれたような。


主役はあなた

この1年、基本的にCPが動くのを待ちながら過ごしました。なので、まともに環境教育的な活動したのなんて両手で足りるくらい。それも「明日、学校に行くわよ」とか。結果、準備不足の刑に処され続けたわけです。CPは普段から来客の多い部署の責任者なので、ぼくと話す時間も少なく、じっくりと計画を練ることもままならない。予定を立てても、何度ふいにされたことか。

それが、こんかいチョコララでの活動から派生した高倉式コンポストのプレゼンが決まって、なぜかすごくヤル気を出してくれたんです。



2016年1月18日月曜日

迷惑職種の環境教育隊員は、タカクラ式コンポストを普及させられるのか?

「大音量で音楽を聞くことに、至上の喜びを感じているであろうドミニカ人」と思っていますが、ぼくには迷惑な騒音です。

お金でも夢でもなく

以前、「学校の牛乳パックを集めてリサイクル業者に売る」というプロジェクトが立ち上がりそうになりました。アルタミラ市内の学校では、毎日4000個の牛乳パックが廃棄されている(そんなに子どもが居るのか・・・)から、すぐにまとまった量が集まってお金になる!と息巻いていました。カウンターパートの息子さんが。

やるにあたって、ちゃんと洗ってから集めることを伝えておきましたが、そんなことは実行されず「集めたパックが臭い!」ということで、あっけなく頓挫。実際、牛乳パックの裏にも「洗って集める」って書いてるんですけどね。


環境保護活動に取り組む理由が「未来に自然を残したい」でも「お金になる」でも、けっきょく面倒くさいから求める結果に必要なプロセスが省かれるってのは、この1年で学びました。

2015年12月9日水曜日

ドミニカの極寒地獄から助けて!未来志向は隊員を救う

来ドする前に聞いた話「ドミニカにインビエルノ(冬)はないが、インフィエルノ(地獄)がある」。
「冬は暑く、夏はアホほど暑い」と。

長時間罰ゲーム?

ぼくの任地アルタミラは首都から片道4時間。途中、ドミ第2の都市・サンティアゴから都市間バスに乗り換えます。韓国製のバスが多いかなー。

で、ドミニカ人のパワフルさが原因か、プラ製のエアコン送風孔が壊れてる席があるんですよ。ドミニカのバスはエアコンをガンガンに効かせることが多いので、バスの中はドミニカでイチバン寒い場所だったりします。隊員によってはフリース着てます

ぼくも先日、見事に“当たり席”に座り、サンティアゴから首都までひたすら冷風に耐えていました。風邪ひくわ!

2015年11月25日水曜日

製作時間3分。これでドミニカでもドリップコーヒーが飲めますよ!

安西先生、美味しいコーヒーが・・・飲みたいです。


ぼくは環境教育隊員

ドミニカのコーヒー、めちゃ甘いんです。

砂糖のコーヒーがけ」か!ってくらい砂糖を入れます。

コーヒーの味も何もあったもんじゃない。

でも、砂糖を入れないと割とエグイ。

何このジレンマ。

こっちの家庭では直火式のエスプレッソポッドを使うんですが、あれで淹れるとエグ味が増すんですよね。

ドリップ式のコーヒーメーカーを買うのは高いし。

そうでなくても、こないだ行った任国外旅行でパナマやコスタリカの美味しいコーヒーが手元にあるのに!

というワケで、コーヒードリッパーを自作しました。

忘れて貰っては困るので言いますが、環境教育隊員ですw

これが世に言う「クリエイティブリユース」です。

どやぁ!

2015年11月12日木曜日

【Diario de CHOCO LALA】ひとりひとりの想い

2週間ぶりで「めちゃ久しぶりね!」と言ってくれるのが嬉しいです。


モチベーションの多様性

来週、他の隊員が支援している組織にチョコララメンバーと一緒にチャルラ(お話し)に行きます。

その準備として、各メンバーの紹介を兼ねたパワポをつくることに。

内容としては、勤務年数と仕事内容、仕事のモチベーションなどを盛り込んだものです。

任国外旅行パナマ編(中)元造船所勤務の隊員がパナマ運河に行ってきましたよ!

パナマ紀行第2弾。


パナマーックス!

パナマ運河に行ってきました。

造船所で働いたことがある身としては、ぜひとも訪れたかった場所。


入場料25ドルします。

割と高いなあ。儲けてるはずなのに。


2015年10月24日土曜日

早いぞ!ドミニカ人

千里の道も一歩からと申しましょうか。


相談してくれ

しばらく前にリサイクル業者の情報を伝えたことから始まった、市内の学校で牛乳パックを集めて売るプロジェクト。

CPの家は学校の近所にあり、家の倉庫に牛乳パックを貯めていた。

やると決めたら早い。

お金が絡むと尚更に。

で、今日、「そろそろ売れるくらい貯まったかな?」と聞いてみると

やめた

の一言。

おお、なぜに。コーニョ!ペロ パドレ、ディオス ミーオ!!

聞けば「臭いから」。

そりゃそうでしょうよ。

ちゃんと洗わずに大量の牛乳パックを貯め込めば、ニオイも発生しますよ。

だから

「できれば、洗ってから」

「洗うのがムリなら、ちゃんと飲みきってから」

とアドバイスしてたのに。

学校用の牛乳パックにも描かれいてるのに。


日本人なら多分できるであろう、「パックを潰してから吸って飲みきる作業」もして見せたのに。
(ドミニカ人はテキトーにチュウチュウ吸ってクシャっとして捨てるから飲み残しも多い)

普段から「シュンは色々知ってるから、色々教えてね」と言ってくる割に、肝心なときに相談なし。

もうちょっと早めに進捗聞いておけば良かった。


お米は偉大だ

事前アドバイスに対するCPの言い訳(ドミニカ人の言い訳は天才的です)はこうだ。

「大問題があるの」

「水がない」

「朝は忙しい」

「手間がかかる」

ははあ、なるほど。

お水がない。

うん、そうだね。

お水が潤沢にあるワケじゃないよね。途上国だもの。

これは譲ろう。

朝は忙しい。

うん、朝は忙しいよね!

でも、洗うのは1分もあればできるよね!

「日本も朝は忙しいよ。朝は8時から働いて(アルタミラ市役所と同じ)、夕方の5時や6時まで働くよ。でも、ぼくは(牛乳パックを洗うの)やってたよ。そもそも、朝しなくても、帰ってきてからやればいいよね」

CP、沈黙。

手間がかかる。

うん、手間がかかるよね。わかるわかる!

でも、手間がかかるからと言ってやらなかったら臭くなって、だから、せっかくのプロジェクトもやめちゃったよね。

沈黙。

要は問題がたくさんあるからやめた、と。

なので、お米を例に話しました。

ご飯(お米)食べたことある?

ごはんは1枚のお皿の上にのってたら『お腹いっぱいになる』食べ物だけど、1粒1粒は小さいよね? 

今回の問題も一緒。

大問題って言うけど、1つ1つは小さい問題だよね。

それがたくさん集まったから大問題(お腹いっぱいになる)に見えるだけ。

少しずつ解決していこう。

ここまで言って、ようやく納得したみたい。

ドミニカ人は瞬発力あるけど、持久力がないんだよなあ。

すぐ諦めちゃう。


かね、カネ、金!

というワケで、来週に問題解決に向けた会議をすることに。

ドミニカ政府は10年以上前から環境教育の重要性を謳っているけど、未だにあちこちポイ捨てされてるよね。

それは環境教育がお金を使うばかりで、お金にならないから。そうでしょ?

と聞くと、答えは「シ(はい)」。

だから、リサイクルした先にお金が手に入る仕組みを整えることが大切。

じゃないと始まらない、続かない。

なので、次の会議では「お金」を意識しながら話し合おうと思います。


あま~い!

ちなみにドミニカの給食(?)用の牛乳、めちゃくちゃ甘いです。

練乳の牛乳割りくらい甘い。

あと、味にもバリエーションがあって、チョコレート味とかある。

でもパッケージは全部一緒なので、牛乳と思って飲むと「アレ?」って思っちゃいます。

見極めるポイントは、パックの片隅に小っちゃく印刷された味の名前を見ること。

デザインか配色を変えようよ。

2015年10月19日月曜日

今のドミニカは歴史を超えられるか?

実はぼく、イタリア好きです。


世代を超えることの大切さ

記憶をたどってみると、中学生の頃にジョジョの奇妙な冒険で出会ったセリフ「イタリア人は姓に誇りにする」がキッカケだったかと。

当時からピザもパスタも好きでしたが、このセリフでイタリア好きになったと言っても過言ではないでしょう。

世代を超えて受け継がれるものの素晴らしさを感じた瞬間でした。

イタリアでは各家庭に代々秘伝のトマトソースレシピがあるとか言いますし、芸術にしてもそうですが、時の流れに磨かれたものの価値に惹かれます。

ああ、帰国したらイタリアも行ってみたいなあ。

今のところドミニカでイチバン美味しいピザが味わえるのはJICA事務所の近くにあるジェラート屋さんなので、また行こう・・・。


文化も歴史も感じられない国・ドミニカ

残念ながらぼくはドミニカの文化も歴史も感じることができていません。

バチャータやメレンゲといった国民音楽も、今や重低音と一緒にしか聞こえてこない騒音。

乗用車の後部座席にデカいスピーカーを積み込んで、ぼくが住んでいるアパートのコンクリートの床が震えるほどの大音量で垂れ流しています(これを書いてる今も2台、爆音カーが通りました)。


8月にグアテマラに行ったとき、そこには民族の伝統を守った手工芸品がありました。

素直に思いました。羨ましいと。

ドミニカの先住民族タイノ人は今や純血は居らず、彼らの信仰していた土着の神さま(芋の神さまとか)のお土産品をたまに見かけるくらい。

ドミニカに行ったらコレ!的なものが無い。

征服されたり独裁政権があったりと受難の歴史を繰り返してきたドミニカなので、歴史に残るものがあまり無いのかな、と感じています。

近代ドミニカの文化であるバチャータとメレンゲも、スピーカーというテクノロジーのおかげで騒音としか感じられず、さみしい限りです。

色々な悲しみがあったから、今を楽しく生きるスタイルなのか。

それがドミニカの文化と言えば文化。

以前、前CPとの関係性から「自分たちの子どもや孫の未来と、今の自分たちの政治関係、どっちが大事なの?」と聞いたら、何の躊躇もなく「今の政治関係」と答えられ絶望したことがあります。

その時々の政情に大きく左右されてきたドミニカ人だからこそ、今、この瞬間の自分と政治との関係は大事なんだろう。

ただ、環境教育的には未来を考えて行動することも大切なので、安定した政情が続くことを願いながら、1人でも多くのドミニカ人が未来に想いを馳せてくれればいいなぁと思います。

2015年10月17日土曜日

活動に活かせる!青年海外協力隊を目指すならパックンの「ツカむ!話術」を読め!

話術の本を読みました。


「外国人」ゆえの苦労は他人事ではない。

ハーバード大卒芸人のパックンが、米国大統領のスピーチや芸人の笑いのテクニックを解説しながら、日本人にも外国人にも通じる相手のハートをつかんで離さないトーク術を披露! 池上彰氏との「伝え方」対談も収録!

同じ外国人であるパックンが日本での経験を活かして書き下ろした1冊。

「パックンは外国人だけど、うちら日本人じゃん」

いやいやいや。

青年海外協力隊を目指すアナタ。

派遣国ではこっちが「外国人」ですよ。

日本に暮らす外国人だからこそ失敗したアレやコレを織り交ぜつつ、どうすれば人が動いてくれる“喋り”ができるか?を綴っています。

彼の視線を通して、任国での活動をちょっとだけ疑似体験。

活動に活かせる話術の基本を押さえるにはピッタリの1冊です。オススメ。


日本人同士で喋る英語やスペイン語とはワケが違う

日本は特に言語面において文化的背景の共通度が高い「ハイコンテクスト文化」。

1を言って10を知る文化。

途上国で活動する協力隊員は言語、価値観、倫理観、嗜好性がまるで違う異文化の中で暮らします。

それこそ100を言っても1も伝わらないかもしれません。

派遣前訓練では70日間みっちり語学を学びますが、それとて日本人同士での会話。

途上国での会話では、色んなことが通じなさすぎて絶望を味わうこともしばしばです。
(その予防のために派遣国で1ヵ月の現地語学訓練があるのですが、それでもぼくは足りませんでした)

だから、パックンの失敗談は共感できるし学ぶところも多い。

芸人である彼は、「どうやったら“ウケる”か?」「“ツカむ”にはどうすればいいか?」を本書で開示してくれています。

ぼくは環境教育隊員としてドミニカ共和国で活動しています。

そこで感じるのは「ドミニカ人はやたら美意識が高いのに、なぜごみを捨てるのか?」という疑問。

その答えのひとつが、「美意識が及ぶ範囲が己と己の周囲にとどまっていて、公共空間はほったらかしだから」です。

自分の家の中にごみがあるのは嫌だけど、家の前の通りにあるごみは気にしない、とか。

環境教育において如何に「ポイ捨てしない」ように行動変容を促すか?はぼくの活動のテーマですが、この本を通じてヒントが見つかりました。


ドミニカ人は笑いの沸点が低い

売れずに自信喪失した芸人さんは、ドミニカ共和国に来ればいいですよ!と言いたくなるくらい、ドミニカ人は笑い上戸。

動物の鳴きマネなんかすると、もうドッカーン!と笑いを取れます。オススメはロバ。

そんなドミニカ人ですので、とりあえず「楽しんでるうちに環境保護ができるようになった」となればいいのですが、そこのサジ加減が難しい。

ちょっと面白いこと、珍しいことがあると、100%そっちに意識が行ってしまう。

学校に行くと「カラテできる?」と聞かれるので、ちょっと型をしてあげる(ぼくがやってたのは少林寺拳法なのですが)と、もう授業中はぼくが近くを通る度に「カラテ、カラテ」と言ってきます。

集中力と持続力がないんです。

なので、ショートコントじゃないけど、今度から短めの(環境教育的な)ネタを用意して授業をしてみます。

パックンが紹介しているエトス、パトス、ロゴスの考え方のうち、ドミニカでの環境教育において感情に働きかける説得要素のパトスは非常にウエイトが高そうです


途上国間でも環境に対する意識は違う

当然ですが、派遣国によって環境に対する意識も違います。

パックンは、ある文化に共通する価値観を見出す方法として「コモンプレイス」という言葉を使っています。

相手がよく使う言葉を手掛かりにコモンプレイスを探る方法として、ワードクラウドの活用も提示。

これは説明するより見た方が早いので、今回はエクアドル共和国ドミニカ共和国の環境省のサイトで実験してみました。

エクアドル共和国
ドミニカ共和国



エクアドルはボリビアやチリの文字が印象的。首都「キト」も読み取れます。対してドミニカは島国からなのか、他国の名前はナシ。

また、エクアドルは「Especies(種)」が目立つのに対し、ドミニカは「Recursos(資源)」が大きい。

これはドミニカ共和国の環境省にあたる役所が「環境天然資源省」だからでしょう。

お役所の管轄からも、その国の文化が見て取れます。

最後に、今回使ったワードクラウドサービスへのリンクも貼っておきます。

派遣前に調べておくと、着任後のとっかかりが掴みやすいかもしれませんね。

https://tagul.com

JICAボランティア2015年度秋募集は11月2日まで

2015年10月12日月曜日

ドミニカ人の「カッコいい」の在り方を変えるには。

仕事もない。
お金もない。
節操もない。

ないない尽くしのようなドミ男ですが、見た目はカッコいいんです。
おまけに優しくて気さく。

なんだコレ。

ダメ男の典型みたいな記述になったぞ。


まともに働いてたら、それだけでカッコいい

社会の構造上、すべての男が職を得るのは難しいのが途上国ドミニカ。

仕事そのものがないから、昼間っから木陰でおしゃべりしたりドミノをしたり、ビールを飲んだり。

お金がないはずなのに、そのビールを買うお金はどこから???

それに比べ、肉体労働してる人の筋肉の美しいこと。

また、公共交通機関のグァグァでもカッコいいコブラドールはたくさん居る。

過去記事:ドミニカでイチバン凄い仕事はコレだ!「コブラドール」の集金管理能力

ちゃんと仕事してりゃ、「カッコいい」は後からついてくると思うのですが、この「カッコいい」の基準が厄介だったりする。


ごみ拾いは賤しい仕事?

ぼく自身、職業に貴賤はないと考える方ですが、ごみ拾いの仕事はやっぱり下に見られてる。

「ごみを捨ててあげないと、彼らの仕事がなくなるでしょ」という理屈を持ってくる。

ごみがなければ、もっと生産的な仕事ができるだろうに。

デコレーション大好きドミニカ人からしたら、汚れた環境をマイナスからゼロにするより、ゼロをプラスにする仕事の方が妥当と思うのだけど、その発想にはたどり着かないのか。

「下に見てる人間の仕事をつくってやってる」という社会的な意識を変えたくて社会的な地位の高い人と一緒にごみ拾いイベントをしたいと考えてるだけど、そういう人は、この国でもやっぱり忙しい。

ゆえになかなか時間の調整が難しい。

そこの優先順位を上げることができれば、大きな一歩を踏み出せるはず。

ごみ拾いは何も賤しい仕事ではなく、ごみ拾いの仕事を生み出してる社会の状況が賤しいと思う。

そこに働きかけることが、この国で環境教育していく1つの目標です。

カッコいいと思われてる人が「これがカッコいい行動だ」と言い、行動すれば、社会も少しずつ変わっていくだろう、と。



権力に弱いドミニカ人。

これはまた別の機会に。

ちなみにアメリカでは「男らしさ」を学ぶ修士課程が開設されたらしい。


2015年3月11日水曜日

【#008】Por fin/ついに

この国でも女子の方が元気?
ついに始まった環境教育の授業。
と言っても、まずは市役所周辺の学校に挨拶回りがてら「自己紹介+ちょっとした授業」の1コマ30~40分のものですが。
.
カウンターパートと一緒に回るので、「まだまだ話せないから、手伝ってね」と言ったのに、ソッコーでどこかに行かれてしまい、結果、ぼっち。
記念すべき1号授業、とりあえず自己紹介。
名前を書いて、「呼んでみてー!」「聞こえないよー!」とやり取りした後、日本について何か知っているか質問。
安定の「ナルト」と「寿司」が返ってきました。
.
そんなこんなで、ナルトを掴みに「日本では『ひらがな』『カタカナ』『漢字』の3種類の文字を使うよ」と話し、お寿司の絵を描いてもらい。(我愛羅には助けられた!)
そこから「お寿司も美味しいけど、ドミニカにも美味しいものがたくさんあるよね?」と話して、海が汚れてたら魚も獲れなくなるし、大地が汚れてたらお米も育たなくなるし、と身近なこと(ドミニカ共和国でもお米は食べます)から環境教育に繋げました。
.
人間が生活するからこそ生まれる環境問題。
身近なところから感じて、身近なところからアクションを起こしていけるよう、これからも一緒に学んでいきたいと思います。

2015年2月21日土曜日

【#006】Loao lavo 1,2,3/洗濯のイロハ

懐かしの2層式。3つの桶はすすぎ用。
ファミリーは、とても優しくて親切だ。
色々心配してくれるし、言葉も生活様式も丁寧に教えてくれる。

今日も洗濯の仕方を教えてくれた。
1、最初に白い服を洗う。
2、ズボン以外を洗う。
3、ズボンを洗う。
色落ちするワケでもないのに、とにかく白い服を最初に洗うことに、とてもこだわっている。
特に黒い服は、後の方がいいと言うのだけれど、何でだろう。
とにかく衛生観念が未だに分からない。
(こないだは「ジャガイモ洗って」と言われたので手伝うと、「全然きれいじゃないー!」と言われ(汗)。割と丁寧に洗ったのにな・・・)
仮に、すごーーーーーく汚れて真っ黒になった白い服は、どのタイミングで洗うのだろう?
汚れは目に見えるものと見えないものがあるので、そのあたりのドミ共感覚を把握してお
かないと、環境教育で河川の汚染を教えるときに四苦八苦しそうかな。

Loao lavo 1,2,3/洗濯のイロハ