首都の日本語学校で環境教育の授業をしてきました。
1年越しの約束
思えば2015年1月にドミニカ共和国に来て、最初に仲良くなった先輩隊員はホームステイ先と同じアパートに居た日本語学校配属の若人。アパートの屋上でビールを飲みながらあーだこーだ話したり、ぼくがアルタミラに移ってからは遊びに来てくれたりと、想い出は多々。
そんな彼も2015年7月には日本に帰りました。帰る前に約束したのは「日本語学校でも環境教育をする」。それが約1年経って、叶いました。こんかいお膳立てしてくれたのは、これまた7月に帰国予定の先輩隊員。本当に感謝です。
1を学ぶために0.1を
せっかく都会で授業するんだから、都会っ子が普段接さないものをと思い、最近イチオシのカカオを使ったアクティビティをすることに。
名付けて「カカオ集めゲーム」。
チョコレートづくりのプロセスでは焙煎したカカオを細かく砕いて、さらに挽いてドロドロにします。その焙煎したカカオと砕いた状態のものとを使って、ごみ収集車で働く人の気持ちを考えよう!というもの。
仕組みは簡単で、数字を書いた数枚の紙を適当な間隔に並べ、その上に砕いたカカオを乗せます。これが「ごみ袋に入れずに出されたごみ」。1分間に何ヵ所集められるか?を体験。
次に砕かれてないカカオを使って同じように集めます。当然、砕いたカカオより早くたくさんの場所を回れる。
「ごみ収集車が集めるのが遅い」とか言う前に、ごみの出し方を考えようというものです。ドミニカではよく3Rを進めよう!とか言ってますが、その前にごみの出し方を考えようよ、と。
若人先輩隊員と冗談で「シュンさんの活動では、まずペットボトルを潰して捨てることを目指しましょうよ」と言ってたのに似てるな~と思ったり。
儲けたい
こんかいの授業では、チョコララから焙煎後のカカオと砕いたカカオを3リブラ(約1.5kg)ずつ購入。40人弱が対象だったので多めに買ったけど余った・・・。
ふだんはもっと少人数相手にやってる内容なので、大人数でやる場合の注意点を学べたから安い買い物だった。カカオの量の設定や実施時の説明手順とかポジショニングとか。チョコララの実入りにもなったし。
アルタミラの各地域で実施するとして、市役所からチョコララにカカオ代くらいは払って貰いたいな~と考える今日この頃。