ああ、懐かしの応募者調書。 |
だけど僕は、「3つも書かなくていい!」と思っています。
実際、第1希望しか書きませんでしたし(この理由は後述します)。
他が眼中に入ってるうちは、本気が伝わらない
なぜかと言うと、必ずしも希望が、それも第3希望までが通るとは限らないからです。
あくまで、選考の際の参考になるに過ぎません。
もしかしたら希望と全く違う国に派遣されるかもしれないのに、3つも頑張って考えるのは時間のムダです。
最初から第1希望の案件を見定めることに全力を尽くしましょう。
考えてもみてください。
年頃の4人姉妹を持つ親に「誰でもいいから、あなたの娘さんと付きあわせてください。できれば長女と!」と言ったところで、あなたの本気度は伝わらないでしょう。
しかし、その中の1人にだけ本気で惚れてたら、親としては「長女には既に他に相応しい人が居るからダメだが、こいつになら三女を任せてもいい!」と思うかもしれません。
どこに行ってもボランティアはできる
1次選考を突破すれば面接が待っているので、そのときに第1希望のこと以外について話せばいいのです。
だいたい、職種が1つしか選べない時点で、どの国に行ったって自分ができることに大差はありません。
それならば選んだ職種の中で、本当の本当に惚れ込める案件を1つ選ぶことに時間を割いて応募書類を書くようにしましょう。
1つの案件に対して深めた思考は、必ず応募書類の「質」に結びつきます。
全ては「思い込み」から
幸運にも僕は現在、第1希望だったドミニカ共和国のアルタミラに配属されていますが、選んだ理由は「チョコレート工場があるから」です。だって、チョコレート大好きなんだもの。
それを軸に案件を読み込み、ネットを駆使してアルタミラの情報を集め、色々と想いを巡らせて応募書類を書きました。
そうすると、あらゆることが「自分がアルタミラに行くべき理由」に思えてきました。
例えば要請書には「アルタミラには有名なメジャーリーガーが寄付で建てたスタジアムがあります」と書いていました。
応募当時住んでいた愛媛県松山市にも「坊ちゃんスタジアム」という球場があり、愛媛マンダリンパイレーツというプロチームがあります。
これを僕は「ああ、僕が架け橋となって、坊ちゃんスタジアムとアルタミラのスタジアムを姉妹都市ならぬ姉妹スタジアムにするんだなあ」と思ったわけです。
また、観光による収入を上げたいアルタミラ市はごみ問題を解決したいのですが、松山市はごみの削減量日本一を誇る町です。
「そんな松山に住む僕だから、アルタミラでごみの削減に尽力しなくちゃいけないんだなあ」とも思ったわけです。
・・・全部、勝手な思い込みですね。
でも、その思い込みが大切なんです。
ボランティアは自主自発がスタート地点なので、自分がそこで何ができるか?を一生懸命考えて、書類にぶつければいいんです。
そこまでいけたら、第2、第3希望は「「ここもいいかなー」程度でOKです。
真に優秀な人材は、第3希望まで書く?
ちなみに僕が第1希望しか書かなかったのは、応募締切日を2日ほど勘違いしていて、夕方6時過ぎから応募書類を書き始め、夜中の11時半に郵便局に駆け込んだからです。
(それでも、上に書いたようなことは1ヵ月近く考えてたので)
みなさん、〆切にはご注意くださいね!