日本で言うところのマイクロバスサイズなんですが、ギュウギュウ詰めで走ることもザラ。
で、運転手と車掌さんが居ます。
車掌さんを「コブラドール」と言います。
コブラドール。
まず、名前からしてカッコいい。
スペイン語の「cobrar」(徴収する)と関連する単語「cobrador」(車掌)ですが、彼らの中に、たまーに凄いコブラドールが居るんです。
どんなに乗客が多かろうが漏れなくダフりなくキッチリ運賃回収するだけでなく、誰がどこで降りたいかも覚えてて、客さばきも丁寧。
特に最後の「客さばきが丁寧」というのが肝心で、テキパキさばくだけなら割と多いのですが、どんなに忙しくても、ちゃんと降り際に「良い1日を」とかの声掛けも忘れない。
乗車率150%超え(ぼく調べ)だったら殺伐としても仕方なさそうなもんですが、素敵な笑顔で送り出してくれるスーパーなコブラドール。
ドミニカでは割と簡単に弁護士にもなれるらしいのですが、それだけで食えてる人はそんなに多くはないみたい。
ぼくが仮にスペイン語に不自由しないとしても、この国では弁護士よりコブラドールをする方が難しいと思わずには居られない。
未だに見たことはありませんが、疲れ過ぎて出発前のグァグァの客席でぶっ倒れてるコブラドールもたまに居るとのこと。
体力あるドミニカ人がぶっ倒れてるって、どんなハードワークだ…。
写真の彼は今朝乗ったグァグァのコブラドール。
ガラガラだったのでお喋りする余裕もあり、ぼくが好きな系統の格好してたのでパシャリ。
ベーシュのパラシュートパンツにナイロンコルテッツがいい感じです。
「そのコーディネートええな!写真撮らせて!」って言ったら嬉しそうにしてた。
ドミニカ人はオシャレ大好き民族なので、今日は彼も気分よく1日を過ごしてくれたでしょう。