長野が素敵な3つのポイント
駒ヶ根マジックとは、派遣前訓練の期間中に訓練生同士が恋に落ちること(だよね?)。
参考:青年海外協力隊の恋愛ぶっちゃけます!JICA訓練所で駒ヶ根マジックがおきる5つの理由
――JIBURi.com
そんな素敵な時間と空間を
ドミニカ生活ももうすぐ1年を迎え、帰国後のこともチラホラ考えるワケですが、長野への移住も考えているのは以前お伝えした通り。で、長野移住構想のこと話したら後輩隊員に「変に駒ヶ根マジックにかかってる」とw ここで改めてぼくが長野に感じる魅力を3つ。
①駒ヶ根
②リンゴとかぼくの好物が美味しい
③温泉が多い
①はそのまんまですね。
②のリンゴは、みかん県出身だけど中学生の頃は利き酒ならぬ“利きリンゴ”ができたくらいのリンゴ好きです。そう言えば子どもの頃、妹にアップルパイづくりを手伝わせたな・・・。 信州と言えば蕎麦!。蕎麦湯も好物。訓練中は美味い蕎麦屋を探したなあ。 あと、お酒。
県は、優良な醸造用ブドウ産地を各地域に抱える県産ワインを「NAGANO WINE」として世界に売り出し、ブランド化を図る「信州ワインバレー構想」を推進している。国内外の市場評価も高まっているが、酒蔵数で新潟県に次ぎ全国2位を誇る日本酒も個性豊かな地酒文化を誇る。また、人気が根強い地ビールの生産も県内各地で盛んだ。
―― 産経新聞 経済振興・地域活性化に「カンパイ」 「信州の地酒普及促進・乾杯条例」長野県議会可決
これまた訓練中にはマルスウイスキーの蒸留所に見学にも行きました。環境教育男子たちとw
③の温泉。愛媛の松山も温泉の多いまちでしたが、長野は日帰り温泉施設の数が日本一らしい。こないだ風邪気味だったのでドミニカで初足湯したのですが、最高ですよお湯につかるという文化は。
仕事は何とでもなりますからね。どこで働くというよりも、どこで暮らすかが大切だと思います。
世界一贅沢な国民
いま、ドミニカで暮らしてて思うのは、ドミニカ国民は世界一贅沢なんじゃないか?ということです。
贅沢(ぜいたく)
1 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。「―を尽くす」「―な暮らし」「布地を―に使った服」「たまには―したい」
2 限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。「―を言えばきりがない」「―な望み」
―― 出典:デジタル大辞泉
なぜかと言うと、この美しい自然を存分に享受しながら、一方で現代的な暮らしもしている。
これは別に「途上国のくせに!」とか言ってるワケではなくて、現代的な暮らしをして美しい自然をどんどん消耗していっている、ということです。自然に対する人間活動の影響の正と負のバランスの差がデカすぎる。そのくせ殆どケアしない。 ドミニカの自然、というか海はマジで綺麗です。心奪われるレベル。その海に行くには当然、道を通るのですが、まあごみだらけ。「ドミニカ人が通るところにごみあり、ごみがあるところにドミニカ人あり」ですよ。 そのために環境教育隊員が派遣されてる、とも言えるのですが。
そして、年中町中うるさいし。
なので、ドミニカで暮らすのって嫌いだったんですよね。最近まで。
でも、最近、知らない間に少し「嫌いではない」ようになって。それは、ここで知り合った人々との想い出が出来てきたからかな?と思っています。結局、人は1人では生きていけないし、時間と空間が、たまたま一致したから知り合えた。 そういう“場”がドミニカだったと考えると嫌いでもないな、と思えるようになったんだと。
“住めば都”は住めるから
そういう風に思えるようになると、改めて考えさせられるのは福島のことです。美しい自然も、家族や友達、仲間たちとの想い出も詰まった“場”である福島を離れざるを得ない状況にある日本。住めない場所をつくり出す危険性のあるものと、どう付き合っていくかは他人事ではありません。
どんな場所であろうと、共に日々を送れるひとが居るから“都”になるのであって、その都になる“場”さえ奪われてしまっては元も子もないのです。たった70日を過ごした長野・駒ヶ根に魅せられたのは、ともに過ごした仲間との時間が濃かったからに違いないし、ドミニカもそう。もちろん、愛媛にも家族や友達、仲間がいるので、次回は愛媛の魅力について書きますよ!