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2017年3月23日木曜日

アジア最大のファンドレイジング大会で「こども」の未来にフォーカスしてきました!【イベントレポート】


3年ぶりに参加した「ファンドレイジング日本2017」のテーマは「インパクト×ファンドレイジングで、未来が動き出す」。

日本だけでなく、世界からもトップクラスの登壇者が「寄付プログラム」や「支援者コミュニケーション」「事業戦略」「マーケティング」「社会的投資・融資/評価」といったテーマで魅力的なセッションを開いてくれた2日間でした。

はじめよう!インパクト×ファンドレイジング入門~FRJ2017の学びを10倍高めるための基礎を学ぼう~


誰かのプロジェクトを自ら「ファンドレイザー」として応援できるファンドレイジングサイトJAPANGIVINGの事務局次長である高橋麻子さんによるセッション。「ファンドレイジングとは」「ファンドレイザーの役割」など、ポイントをコンパクトにまとめて頂いて、学び直す良い機会になりました。

特にファンドレイザーの役割として、支援者に対して寄付などの「何かを貰う」のではなく、「参加の場や達成感を提供する」という視点は改めて重要だと実感。印象的だったのは「全ての人に寄付をお願いすることが大切。なぜなら、全ての人に寄付をする権利があるからです」という言葉。これは、先日読んだ「ソウル・オブ・マネー」でリン・テゥイストが自ら体験した50ドルと5万ドルの寄付者たちとのエピソードを思い出しました。

セッションの最後には、国際協力分野でもおなじみのPDM等のロジックモデルの紹介もあり、これから香川県で国際協力の仕事をしながらNPO活動の応援もしていく身としては、仕事にも良い影響を得られそうだなと、これからの活動にワクワクしたり。

インパクトの最大化につながる評価とは何か~財源と事業を成長させる、本当に使える評価のはじめ方~


1日目午後イチバンのセッションは株式会社ファンドレックス コンサルタント newdea Japan 統括ディレクターの平尾千絵さんのお話。newdeaは協力隊現役時代にブログで取り上げたこともあるので、僕の中で「待ってました感」がハンパなかった。

ロジックモデルをつくるときに、アウトプット(結果)とアウトカム(成果)をしっかり分けておくと、PDCAサイクルを回して改善していくときに、何に手をつければ良いか分かりやすくなるという勘所について教えて頂いたり、評価は成果のモニタリングではなく、効果の把握(モニタリング)+価値判断であるという心得、他団体・他プログラムとの差別化は寄付者にとって「より良い選択」を提供することになるといったような実践的な言葉が印象的でした。

参加者の方々のレベルも高くて、最後の質疑応答だけでも一見の価値がある濃ゆい時間でした(笑)


社会貢献教育オープンシンポジウム(1部)日本社会で社会貢献教育の流れを作り出していくためには ・基調講演:米国ファンドレイジング協会AFPのYouth in Philanthropy拡大のチャレンジ

Association Fundraising ProfessionalsのValerie Mellen Pletcher氏によると、AFPが全米に持つ多くのチャプターでは、高校生がTHE AFP HIGH SCHOOL CURRICULUMで支部の仕事を通じて多くのことを体験しながら学ぶプロセスが大切とのこと。支部が持つリソースを、どのようにして高校生など次世代とシェアしながら(パートナーシップを築きながら)、拡大・成長させていくか、その方法について。SNSなどデジタルテクノロジーはとにかく積極的に試しているということでした。「2060年の社会を、どうデザインしたいか?」「地域によって違いがあっていい」の言葉に勇気を貰ったセッション。

社会貢献教育オープンシンポジウム(2部)社会貢献教育の最新事例を一挙紹介!

じゃあ、実際に日本では今、どういう流れで社会貢献教育を根付かせようとしているか?その具体例として東京学芸大学附属国際中等教育学校のボランティア部に所属する6年生(18歳)による事例発表や現役の学校教諭の方のお話アリで、前から考えてたアイデアに名前が付きました。その名もジャイカスクール!(笑)。JICAには青年海外協力隊OBOGが学校に行って活動を紹介したりする出前講座という制度があるんですが、単発なんですよね。これを総合的な学習の時間を使った通年プログラムに昇華させたいなと。ユネスコスクールがあるなら、ジャイカスクールがあったっていいじゃないか!国際協力推進員さんに相談してみよう。

発表者であるボランティア部では、部活の中で実際にどこの団体に寄付するか?という選択を熟議に熟議を重ねて選んだというだけあって、会場での質疑応答が大人顔負けというか、大人よりすごかった。。。

やっぱり、若い力は大切ですよ。

企業パートナーシップ戦略大公開!~企業連携でインパクトを生み出す組織になる~


2日目最初のセッションは公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン マーケティング部長の高木美代子さんとデロイト トーマツ コンサルティング合同会社 CSR・SDGs推進室 シニアマネジャーである小國泰弘さんによる、CSRやCSVなどを織り交ぜたお話。

文化の異なるNPOセクターと企業セクターが手を取り合うには、お互いが何を求めているか明確にすることが大切。特に今は企業がCSVに興味を持っているトレンドなので、攻め時だと(笑)

ただし、CSRからCSVにシフトしたワケではなくて、両輪として取り組む必要があることは理解しておくべきだし、そこの見極めが協働の成否のカギを握るとのこと。

あと、NPOが同一業界の複数の企業とパートナーシップを結んで事業展開するのはアリかナシか?という非常に実務的な質問には「企業によりけりなので、担当の方にぶっちゃけ聞いてみるのがいい」という明快なお答えに、参加者の方々も納得の空気。

今後はSDGsも外せない・・・というか協働を実現していくための文脈の主流になってくるとのことで、NPO/企業、双方の担当の方々と勉強会開いてもいいですね。

ベネッセこども基金×日本ファンドレイジング協会・学校向け教育プログラム「ソーシャルリーダーシッププログラム」体験セッション


生徒が街頭募金してる風景ってあるじゃないですか。実際に街頭に立つ前に、なんらかの社会貢献教育を受けている生徒の割合って7.2%だそうで、初めての街頭募金が良い経験になるか否かで、その後の社会貢献との関わり方も変わってくる…というので、学校プログラムを提供しようというのが「ソーシャルリーダーシッププログラム」。これのお披露目というかプロトタイプを日本で初めて体験する機会でした!

体験ということなので、こちらも小学生になった気分で参加!最初に応援する候補となる3つの団体が紹介されている動画を見たあと、グループになって「その団体を選んだ理由」などを話し合い、「いちばん知ってもらいたい活動」や「活動のよいところ」を発表する45分×2コマの授業。当日はセッションの時間が80分ということもあり、グループワークではなく個人ワークかつショートバージョンでしたが、こども達が社会課題と接して解決に向かってそれぞれの役割を果たしていくための、よいキッカケになるといいな。

個人的には、ソーシャルリーダーシップという言葉を使う中で、「リーダーシップ」に対する考え方を整理しておく必要があると感じました。これまでの日本のリーダーシップって、誰か1人が引っ張っていくイメージだと思うのですが、リーダーシップは1人1人が発揮するもの。そこの前提でボタンの掛け違いがおこると悲しいですからね。

「こどもの貧困」から学ぶ~課題認知拡大からはじめるファンドレイジング徹底解明~

香川に引っ越して、最初に支援しようと思ったのが、子ども食堂もやってるNPO法人高松フードバンクさん。支援の理由は追々お話しするとして、やはりトップランナーの方々から直接お聞きできるのは、色々なことに一気にキャッチアップできる良い機会。

特定非営利活動法人キッズドア 理事長の渡辺由美子さん、特定非営利活動法人 山科醍醐こどものひろば 理事長の村井琢哉さん、一般社団法人日本地域福祉ファンドレイジングネットワークCOMMNET理事長の久津摩和弘さんのお三方による高速高密度なお腹いっぱいセッション。実際にあったエピソードや1学区に1拠点つくる支援施設の年間予算の算出など、実践的な数字の積み上げ方にうならされます。

全国各地で子ども食堂が誕生していますが、ファンドレイジングする際に重要な右脳と左脳の連携のためには、客観的な数値の提示が欠かせませ。ファンドレイジングに成功している団体のHPには、主要な数字が出ているので、それを拝借するのが大事。

また、こどもの貧困を無くすために必要な対策をマップ化し、それに必要な資金や人手も見える化することで「おとな善がり」にならない事業戦略が立案可能になるなと感じました。

多様な寄付手段を自団体に備えることで、様々な層の寄付者とコミュニケーションが可能になり、活動が広がっていく。NPO活動の目標は、究極的にはNPO自身が解散することにありますが、その過程でより沢山の人を巻き込んでいくことが大切だと、改めて実感した2日間。香川県からも盛り上げていきますよ!

2016年3月3日木曜日

JICAボランティア制度は「子供の貧困問題」「奨学金返済問題」を緩和できるか?

民主・蓮舫氏、「仕分けの女王」再び 子供の貧困対策費めぐり「無駄」鋭く指摘】と【深刻な奨学金返済問題、3割が「結婚の足かせ」】というニュースを見まして。


モノサシを変えよう

確かに広報宣伝に2億使うより、直接、基金に突っ込めば良かったというは一理あるかもしれませんが、この2つのニュースの根底には現代社会の凝り固まった制度や慣習があるので、蓮舫氏の指摘は投入資金の額とリターンの額だけを単純比較した部分だけを切り取ってるようで十分じゃないと感じます。

蓮舫氏は、基金を含む政府の「子供の未来応援国民運動」の広報宣伝費として約2億円の国費が支出されていることをやり玉に挙げ、「この2億円を応援基金に入れればよかったじゃないか」と追及した。

―― 産経新聞

どういった形で国民の間に効果が表れたかと言うと、ドコモがdポイントで寄付できる仕組みを整えたそうな。これはこれで評価できるんですが、寄付関連についてはソフトバンクに一日の長がありますね。

2016年2月20日土曜日

にゃ~。2月21日にヒマしてる愛媛県民のみなさんは、フジグラン重信に行くといいですよ。

スペイン語のファンドレイジング動画漁ってたら、愛媛県に戻った件。


チャリティーに対する考え方は完全に間違っている

少し前の動画ですが、コレがキッカケで愛媛県に戻りました。


ざっくり説明すると、いつまでも解決されない社会的課題の例を挙げ、1つの要因について話しています。

営利セクター(企業)は「利潤の最大化」を目的とし、非営利セクター(たとえばNPO)は「社会的な問題の解決」を目的としている。

―が、実際には非営利セクター用のルールと経済全般用のルールというダブルスタンダードによって非営利セクターは5つの差別を受け、組織の成長が阻害されているというものです。

5つの差別とは
①給与待遇
②広告とマーケティング
③収益を上げるための 新しいアイデアを追求することに どのくらいのリスクを取れるか
④時間
⑤利益そのもの
であり、これらが制限されているがために目的を達成するための成長を加速できず、足踏みしている、と。

2016年2月17日水曜日

に、西日本新聞、おもしろいじゃないか!ペンと初恋が孫の未来を明るくする?

バレンタインも終わりましたね。「恋心」について話す機会があったのと、facebookで流れてきた「子ども食堂」が繋がったので書いてみます。

寄付つき広告って、どう?

「まつやま子ども食堂」の流れで入ってきた西日本新聞の連載「子どもに明日を」。

民間の支援団体代表にそうした現状を話すと、「私たちが食品を提供しましょう」と申し出てくれた。これまで継続的に受け取った生徒は約10人。田中の個人的努力と民間団体の取り組みが、子どもたちの食をかろうじてつなぐ。

 「学校は子どもを救う最前線。子どもたちが抱える問題は、目を凝らさなければ見過ごしてしまう」

―― いま、学校で(1) 生徒の食「配給」が命綱

ちょうど一昨日の記事でドミニカの学用品問題のことに触れましたが、日本でも子どもの貧困は問題になってますね。

過去記事:高校を卒業するまでに買った〇〇〇は13個?日本に居ながら地球の裏側の未来を紡ぐプロジェクトが始動!


2016年2月16日火曜日

高校を卒業するまでに買った〇〇〇は13個?日本に居ながら地球の裏側の未来を紡ぐプロジェクトが始動!

昨年帰国した敬愛する先輩ボランティアから、プロジェクトを紹介されましたよ!


おしゃれ好き故のドロップアウト




新しい学用品を手に入れられず学校をやめる子どもたち

ドミニカ共和国では新学年の始まる9月に文房具などの消耗品だけでなく制服やかばん、靴なども毎年新調します。

日本とは違い質の良いものは手に入りにくく、制服やかばんなども1年でボロボロになり使えなくなってしまうからです。

ドミニカ共和国のお母さんたちにとってこれは悩みの種。

全てを揃えることはとても難しく、親戚にお願いして揃えることも頻繁にあります。

しかし揃えることの出来ない貧困層の子どもの中には周りの目を気にして学校へ行かなくなり、そのままやめてしまう子どももいます。

一度学校をやめてしまえば戻ることは難しく、貧困の連鎖から抜け出すことは難しくなってしまいます。

―― 「ドミニカ共和国の子どもたちへ通学カバンを贈ろう」プロジェクト / パラニーニョHPより

子どもに恥ずかしい思いをさせたくないのは、どの国の親も共通の想いでしょう。特にドミニカ人は、人前で着飾ることが大好き&重要な国民性なので、学用品がボロボロなのはとても大きな理由になります。

2016年2月13日土曜日

成功するために失敗を知る・認めることの大切さ

ああ。としっくりくる記事があったので、メモがてら。


まさに凡庸

東洋経済の記事です。

地域ブランドは「一定の知名度のある地域」で「特徴ある商材」がセットになることによって、成立します。

そもそも名前だけで地域の特性やストーリーを誰もがイメージでき、価値が上がるブランド力の地域はそれほどありません。さらに肉や魚や貝や米や水といった商材、はたまた山や田畑や海や川といった観光資源も、日本中を見渡せば多数存在しています。

その地域が駄目だとかではなく、凡庸な地域と商品のまま、わざわざ「地域ブランド」による地域活性化を目指すこと自体が打ち手として、適切ではないということです。

―― 「地域ブランド化」が失敗に終わる3つの理由 / 東洋経済


アルタミラはバルトロ・コロンという大選手が建てた球場があり、コロンを育てた自然を味わってもらうべくエコツーリズムを推進しているのですが、まさにコレ。自然も野球選手も、ドミニカに溢れてます。

過去記事:ドミニカに住んでるんだもの、メジャーリーガーに会いに行こう!

「球場」や「自然」というモノじゃなく、コロンが成功して野球少年・少女たちに夢を与え得る球場を寄付したという点に焦点を当て、ドミニカン・ドリームと、それを支える世代を超えた助け合いや社会的な投資感覚への気づきを推しだした方がいいのでは?と思うのです。それがサステイナブルなツーリズムだと思うでのすが。



いま進めている商品開発に、どうやって「持続可能な社会のための行動」のストーリーを乗せていくか。

先日、コロンビアの一村一品の活動を紹介するセミナーがあったらしいですが、成功例よりも失敗例を学ぶことが、ドミニカ人には必要な気もします。

2016年1月31日日曜日

青年海外協力隊とクラウドファンディングの蜜月は来るのか?

READYFOR?が国際協力活動応援プログラムを始めましたね。そんなこともあり、READYFOR?でクラウドファンディングに挑戦した青年海外協力隊隊員のプロジェクトを調べてみました。

クラウドファンディングとは何ぞ?

その前に、クラウドファンディング自体についてREADYFOR?から引用します。

クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みを指します。

READYFOR(レディーフォー)は2011年3月のオープンから3750件以上のプロジェクトの資金調達を行い、日本最多の15.2万人から19.3億円以上の支援金を集めています。弊社ではすべてのプロジェクトにキュレーターと呼ばれる担当者がつき、サポートさせていただくので中学生から80代まで幅広い方々にご利用いただいております。

―― READYFOR?


現役隊員の90%が成功!でもちょっと待て。

READYFOR?のサイト内を「青年海外協力隊」のワードでググると34件ヒットしました(2016年1月29日現在)。そのうち10件がプロジェクト実施時に現役、17件がOB・OGでした。

そして、現役隊員の90%が資金の調達に成功。OB・OGも約70%が成功しています。READYFOR?全体の成功率が分からないので何とも言えませんが、現役隊員については(母数が少ないとは言え)結構な高確率でしょう。内容も学校建設から井戸掘りアロハシャツ作成などなど様々。現地の人々のために民間から直接資金を募れるクラウドファンディングは、資金の使途設定の自由度の高さ額の大きさ(現役隊員で平均120万円)、スマホの普及やより身近な国際協力という面からも理に適っている。

参考:個人間送金サービPaypal急成長のカギ(eBayとPaypalの離婚。幸せになったのはどっち?

2015年12月29日火曜日

あのパンダのマークの団体が会報誌をリニューアル。今すぐ資料請求しよう。

欲しい未来へ、寄付を贈ろう。12月は「寄付月間」ということで、そっち系の話を。


パンダのマークのピンズが可愛い!

WWFが2ヵ月に1度発行している会報誌の名前を「WWF」から「地球のこと」に変更しましたね。名前のリニューアルに伴って全面カラー刷りへパワーアップ!内容ともども楽しみ。とは言え、ドミニカに居るので読めないのですが。

2015年12月26日土曜日

健やかなるときも、病めるときも。一緒に未来を創ろう。

今日はクリスマス!ということで朝起きたらプレゼントが枕元のiPhoneに届いてました。


まさかの書類不備

ぼくが活動に賛同している特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会から、1通のメールが。

日本ファンドレイジング協会は、2016年3月14日をもって、仮認定NPO法人の認定期間が終了いたします。

これまで、所管である東京都へ認定申請を行い、認定NPO法人への移行を図るべく取り組んでまいりましたが、 認定申請に関する法定書類の一部に不備があることが判明し、仮認定の移行期間内での認定が得られませんでした。
(中略)
当法人では、2016年度に改めて認定申請を行い、2017年3月を目処に認定NPO法人へ移行する予定ですので、認定取得の際には、改めてご報告いたします。

―― 仮認定NPO法人の認定期間終了について / 日本ファンドレイジング協会HPより

寄付文化の醸成を目指す組織が、よりにもよって書類不備で認定NPOへの移行を逃すなんて情けないけしからん!などと喝を飛ばしそうな人が日曜の朝のテレビに出てきそうなので、ちょっと書いときます。

2015年12月12日土曜日

風邪とコーヒーとあなたとアフリカ

日本は冬ですね。寒いでしょう。風邪も流行ってきましたか?ドミニカアフリカは暑いですよ!


え!?アフリカ?

おまえ、カリブの楽園・ドミニカ共和国に居るんじゃないの?と思ったそこのあなた。いつも読んでくれてありがとうございます。はい、ぼくはちゃんとドミニカに居ますよ。

でも、今日はアフリカ・タンザニアのお話です。


タンザニアの学校に井戸を掘る協力隊

その前にタンザニアって、どこ?

ここです。



やー、遠い。ドミニカからも日本からも遠い。

そんな遥か彼方で井戸を掘ろうとする青年海外協力隊員がいます。

はじめまして。伊藤恵子です。青年海外協力隊ボランティアとして、東アフリカに位置するタンザニア連合共和国で、学校保健活動に従事しています。

私たちにとって身近な保健室の養護教諭の先生。このシステムは日本独特のものであり、もちろんタンザニアには、こういったシステムはまだありません。生徒たちは自分の健康について考える機会や、病気や感染症について勉強する機会がほとんどない状況です。このような現状の中で、任地の中等学校を巡回し、先生方と協力しながら生徒に健康教育を行い、自分で自分の体を守る必要性を教えたり、トイレや水設備などの学校環境のチェックなどを日々行っています。

―― タンザニアの学校に井戸を掘り、安全できれいな水を届けたい! / READYFOR?

やっぱりアフリカ隊員は凄いと思うんですよ。別に活動に優劣があるとは思いませんが、ドミニカはなんだかんだ言って中進国ですし。

そんな彼女が現地に井戸を掘る理由は、学校に井戸がないから。生徒は授業の時間を削って水汲みに行きます。水がないと手も洗えない。手が洗えないから感染症にかかる。

日本だと「風邪にはうがい・手洗い」って言ったりしますが、それもできない状況です。水がないと身体的な健康だけでなく、心の余裕も失われます。ぼくは最高で4日ほど水のない生活を経験しましたが、アレはきつかった。。。

それに加えて彼女の支援する学校の生徒は、井戸がないからという理由でまなぶ機会までも失っています。それをどうにかしたくて、彼女はクラウドファンディング(資金調達)にチャレンジしています。

これって日本に住んでいる人には関係ない話なんでしょうか?かわいそうだから寄付する?協力隊が頑張ってるから寄付する?

寄付をする動機は人それぞれでいいと思いますが、もう少し踏み込んで考えてみると自分の暮らしに新しい視点が生まれます


コーヒーは風邪に効く

突然ですが、今、風邪気味ですか?もしそうなら、コーヒーを飲みましょう。

コーヒには、体温を少し下げる作用があります。
それにより、風邪による高熱を抑えることができます。

また、コーヒーは利尿作用が高い飲み物なので、体内の不要物の排泄を促します。
そのため、体内に侵入した風邪のウイルスを体外に排出するのにも役立ちます。

―― 風邪に効くコーヒーの効能まとめ!コーヒーを飲んで早期に回復! / Healthilより

へー。普段からコーヒーを飲みますが、これは初めて知った。コーヒー、せっかく飲むなら美味しい方がいいですよね。みなさん、キリマンジャロコーヒーって聞いたことがあると思います。あれ、実はタンザニア産なんです。

「キリマンジャロ」というブランドは、(中略)タンザニア産すべての水洗式アラビカ種コーヒー豆も利用することができる。結果、北部産はストレート用のプレミアコーヒー用として、タンザニア南部(ムベヤ州・ソンゲア州)で生産された水洗式アラビカ種が缶コーヒー用に多く輸入されている。

―― 日本のコーヒー市場におけるキリマンジャロ / Wikipediaより

これも実はいま知りました。ああ、缶コーヒーが恋しい。


タンザニアの井戸であなたの未来も豊かに

そう、あなたの暮らしもタンザニアと繋がっているんです。そんなタンザニアの未来を支える子ども達が水がなくてまなぶ時間を削り、下手をすると感染症にかかってしまうって、もしかしたらコーヒーの未来にも関わることかもしれません。

コーヒーも色々な種類があって、そこから選べるからこそ美味しくて楽しいんです。だから、その選択肢の1つを提供してくれるタンザニアに井戸を掘るっていうのも、自分の未来の生活を豊かにする手段の1つなんですよ。

こういう風に、ちょっと視点を変えると知らない国と自分の接点が見つかります。日本は先進国だけど、決して自国だけで成り立っているワケでなく。 ―― などと偉そうなこと言ってますが、ぼくもドミニカに来たものの、しばらく時間が経ってから「はて?オレはなんでこの国にいるのか?日本との繋がりは?別に野球が好きでもないから、そんなに意義を感じないし」と思ったこともあります。自分で選んでおきながら、なんて勝手なw

それも今となっては国際理解の1つのプロセスだと思っています。たまたま日本に生まれたから先進国の暮らしが出来ているだけの話。この感覚が味わえるのも、協力隊生活の面白い点です。

この機会に、ぜひ「寄付」を体験してアフリカ・タンザニアと繋がってみてください。


皆さんからご支援いただいた資金はすべて、井戸建設のための費用に充てさせていただきます。タンザニア農村部の生活環境改善のために、どうか応援よろしくお願いいたします!

―― タンザニアの学校に井戸を掘り、安全できれいな水を届けたい! / READYFOR?

欲しい未来へ、寄付を贈ろう。 ― 12月は「寄付月間

2015年12月8日火曜日

ドミニカに住んでるんだもの、メジャーリーガーに会いに行こう!

中間報告を終え、後任要請に向けた仕込みを始めました。


誰にどうして欲しいのか

エコツーリズムを謳うアルタミラ市ですが、市のブランドとして「エコムニシピオの散歩道」と「コミュニティベースボール」を挙げています。主なパイロットプロジェクトは「国民的ヒーローと豊かな自然に触れるツアー」。

お、おう・・・。

2015年11月11日水曜日

途上国でIoTについて考える

今回の旅行中に「メイカーズ進化論-本当の勝者はIoTで決まる」を読みました。

クラウドファンディングしたい人は読もう

本書の中ではクラウドファンディングについても書かれています。

クラウドファンディングは、同じ製造業ではあるものの、従来はできなかったモノへの共感や、面白い、優れたアイデアを出した人への「応援」という感情がお金を生み出しているのです。

これは青年海外協力隊関係でクラウドファンディング(CF)使ってる人・協力した人ならとても納得いく説明だと思います。


2015年10月22日木曜日

ドミニカでは絶対ムリ!だから行きたい、真夜中の本屋さん

ドミニカで知ってる本屋さんて、首都に1軒しかないです。。。


裏側こそ見たいでしょ?

地元・愛媛のいよココロザシ大学の素敵な授業が復活。


店長から他店との違いを交えながら、棚のつくり方の説明を聞きます。
なぜ本の並びはこうなっているのか?、なぜこの本はこのフロアに売っているのだろう?
色々店長に聞きたいことが、出てくるかもしれませんね。


就職活動のとき、地元大手書店を受けたものの落ちました。

どんな風に棚をデザインするかに興味があったので、これは実に魅力的な授業。

データだけじゃなくて、棚をつくる店員さんの気持ちや考え、そういうリアルさが味わえそうな点がたまりません。

今はKindleで読むことが多いですが、やっぱり手に取ってパラパラめくれる紙もいいなと思います。

本屋さん独特の香りも好きだし。

応募は10月26日12時(日本時間)まで。

抽選なので、まだ間に合いますよ。

この機会に、ぜひ!

2015年10月20日火曜日

ドミニカ寄付事情

来年3月20日~22日の3日間、ボストンに行こうかと。


問題は英語力

せっかくアメリカの近所に居るのだから、アメリカのファンドレイジングやNPOの現場も視ておきたいなあと思っていました。

http://afpfc.com/

が、いっこうにスペイン語は上達せず、英語まで手が回ってない。

おまけに参加費がなかなか魅力的な約1200ドル!

お、おおう。

でも、アメリカまで往復6万円程度だし!

この機を逃せば、次、いつ行けることやらだし!

行くか!

アテにしてた同期にはフラれたけど!

言い訳せずに、語学の勉強します。


税関?いや、寄付です。

ドミニカでは、たまに道端で寄付を募っています。

寄付しないと通れないカンジで。

道に何人か立って、信号待ちしてる車とか人に声を掛けてくる。

けっこう寄付してる人は多いみたいですが、外国人のぼくにとっては、もの凄く怪しい。

「ホントに寄付したお金、ちゃんと使ってるの?」と聞きたい。

信頼ベースの行動のはずだけど、半ば強制。

これはチップにも言えることです。

チップも半ば強制が多い。

だいたい、信号で止まってる車を対象にするから渋滞のもと。

もうちょっと手前で1度アテンションしといてから、それでOKな人を脇に誘導すればいいのになぁ、と思ってしまう。


スーパー富裕層ドミ人の意識や如何に?

九州と高知県を足したくらいの面積を持つドミニカで、日本で見た以上の台数のポルシェを見ました。

たぶん、国内各地で延べ100台くらい見てる。

貧富の格差の現れと思いますが、割と寄付してる人も多いようで、色々な機関や施設が寄付によってつくられています。

アルタミラでも、地元出身のメジャーリーガーが球場を寄付してます。

以前、見学に行ったらいい車が何台も置いてありました。

あと、マリナーズ時代のイチローのサイン入りユニフォームも飾ってあった!

これが1番のビックリ。

寄付する動機は色々あると思いますが、見栄で寄付した挙句、その寄付を必要としてる現場のスタッフの都合を無視(と言うか邪魔)する介入者も居るようで、それはキツイなあ、と思うのです。

ドミニカには欧米人によって設立されたNGO機関もあるので、そういったところが組織運営のベンチマークになればな・・・。

ドミニカのプロジェクトが見れるオンライン寄付サイトがあったので、リンク貼っておきます。

雰囲気だけでも味わってください。

https://www.globalgiving.org/dy/v2/content/search.html?q=*&fq=country:Dominican%20Republic

2015年10月6日火曜日

新米の季節に、環境と未来に投資するのも「アリ」でしょう。

日本は秋ですね。ドミニカは今もやっぱり夏です。ああ、今日も暑かった。

今日はクラウドファンディングサイト「READY FOR?」で素敵なプロジェクトを見つけたのでご紹介します。
何が良いって、プロジェクトの内容もさることながら、ギフトのお米と手づくり味噌が素敵。


プロジェクト:森のようちえんの森の木を使った園児と保護者による家具づくり


四季折々の美味しいものが食べられる日本の価値

食欲の秋。
芸術の秋。

秋にかこつけて、様々な欲望を満たす日本人のしたたかさに万歳です。

お店にはそろそろ新米が出回っている頃でしょうか?
美味しい新米を、秋刀魚と大根おろしで食べる・・・2017年1月帰国予定のぼくにとっては、あと2年の我慢です。
毎年、当たり前のようにしていた「食のイベント」も、途上国に身を置く者としては1つの「夢」です。

こっちで売ってるお米は基本的に長粒米で、油と塩を入れて炊くので「お米」自体の旨さを味わうことはありません。
そういった状況の中で、日系移民の方がつくっている短粒米はとてもありがたい存在です。

また、ドミニカはカリブ海に浮かぶ島国なものの、近海に良い漁場がないことから魚介類は豊富ではありません。
おまけに地域柄、「シガテラ毒」という食中毒みたいな症状を引き起こす毒を保有した魚を食べるリスクもあることから、この9ヵ月で食べた魚は1匹のみ

日本人の食に占める魚の重要性を初めて認識した気がします。

参考:こんなに怖い。魚のシガテラ毒。 NAVERまとめ

地元愛媛は、豊かな瀬戸内の海で獲れる鯛やハマチが美味しかった。
「生で食べられる魚が獲れる」というのは自然の恵ですよ、ホント。

森は海の恋人

これは環境教育について学んでいたときに出会った言葉。
NPO法人 森は海の恋人 の前身「牡蠣の森を慕う会」の活動スローガンで、歌人の歌にちなんでいます。
俳句もそうですが、短い言葉にたくさんの想いを込めることができる日本人のセンスは素晴らしい。

美味しい魚介類が食べられるのも、美しく豊かな山があればこそ。
しかし、森林管理はコストがかかるため、現在の日本では社会的な課題にもなっています。

それを教育の中で活用しながら部分的にでも解決しようというのが、今回ご紹介する「森のようちえんの森の木を使った園児と保護者による家具づくり」です。

ドミニカに来て魚介類のありがたさ、情操教育の重要性に改めて気づかされたからこそ応援したくなったプロジェクトです。

愛媛県もヒノキ生産量日本一を謳った県産ブランド材「媛ひのき」等がありますが、建材としての消費促進からもう一歩踏み込んで、こういった教育分野との絡みがあればいいのに・・・と思ったら、ココ大の授業であった。さすが。
帰国したら、また授業つくりたいなー。



プロジェクト実施者の方とは何の面識もありませんが、こうやって共感を得て応援する/される点こそ、クラウドファンディングの面白さですね。
プロジェクト紹介文の中にもありましたが、このプロジェクトが成功して全国のお手本になればいいな、と思います。

2015年10月1日木曜日

【Diario de CHOCO LALA】Facebookを「個人」から「ページ」へ切り替えました。

テンパリング。やっと、この場面に立ち会えました。
最近、滞りがちでしたが、水曜日は地元アルタミラのチョコレート工場「CHOCO LALA」におじゃましてます。

今日は、やっとこさチョコレート(板チョコ)の製造過程に立ち会えました。
ヘラの二刀流がカッコいい・・・。

そして、以前から需要のあった「Facebookページ」の運用講座実現に向けて、少し実験に付き合って貰いました。

ドミニカ共和国では、個人も団体も関係なく、Facebookを「個人」として運用しています。
「団体アカウント」は規約違反なので、アカウント停止させられるリスクを考えると、個人ページから団体ページへ移行した方が賢明なのですが、このことはあまり知られていないようです。
とは言え、せっかく今まで現地の人が一生懸命運営してきた個人ページを閉鎖して「Facebookページをつくろう」というのは迷惑なので、個人ページからFacebookページへの移行を試すことにしました。
これは日本でもやったことがなかったから、ちょっとドキドキしました。

だって、全部スペイン語でやらなきゃいけないんだもの。

しかし、そこはさすが世界中をインターネットで繋ごうとするマーク・ザッカーバーグ
ちゃんと、分かるようにしてくれてました。
それは、ヘルプセンターの言語を切り替えるだけ。

右上の言語を切り替えましょう。


あとは、日本語のページと基本的に記述内容や記述の順序は同じなので、僕の様に現地語が拙くても見比べながら作業を進めれば大丈夫でしょう。

しかし一番の難関は、そこから先です。
ページの説明等を記入するステップがあるのですが、そこは当人たちにやって貰うしかない。
入力はこちらがやるにしても、どういう内容を記述するかは当人たちにしか決められない(というか、決めて貰わなければ価値がない)のですから。
でも、答えは

「よく分からないわ」。

ああ、そう来ましたか・・・。
うーん、面倒臭いだけか?それともホントに説明すべき内容を分かっていないのか・・・。
そこの見極めが難しいのですが、だからこそヒアリングが大切でもあります。
今回は時間がなかったので「ビジョン」に関する既存の文章を入力しましたが、ページ運用を効果的なものにしていく為には、自分たちが提供する価値のポイントを明確にしなければいけません。
これはどの団体でも共通して言えることなので、今度の講習会で織り込んでおこうと思います。

というワケで、CHOCO LALAのFacebookページの今後の変化にご期待ください。