やれるもんならやってみな
2月27日はドミニカ共和国の独立記念日で、アルタミラではカーニバル(仮装大会)が催されます。
なんと優勝賞金5万円!超大金。そりゃ、みんな気合入るワケです。
で、その開催趣旨を書いた紙を、「とある市民」に渡すというお遣いを頼まれたのでミッションコンプリートしたのですが。ぼくを見るなり「アンタ、何人?市役所で働いてるの?ふーん、年末までね。でも5月の選挙で市長が変わったらバイバイね。私が市役所で働くわ~ウフフフフ」て。
4年に1度の大統領、市長、各種議員の一斉選挙が5月15日に迫るなか、だんだんと身の処し方を気にする紳士淑女が増えてきました。市長が変わったら職員総入れ替えとか日常茶飯事らしい。
ぼくはと言うと最近では「チュンはパソコンで色々できる」という認識が広まってきたせいか、ちょっとした仕事を頼まれることが増えてきました。「ただfacebookしてるだけの人々とは違うのだよ!アナタにできますか?セニョーラw」言いたい。
そんななかでのカーニバル準備。うちのCPはカーニバルを取り仕切る文化部門のトップなので、最近は「忙しい忙しい」としきりに言っています。今日は今日で「チュン、受賞者向けの賞状を(あなたが)つくるわよ!」 「こんなカンジで」と仕事を振ってきます。
で、できたのがこの枠。
とりあえずドミニカ人は派手好きなのでカラフルに。あと、割と人気っぽいガイ・フォークスのお面も。CPもご満悦。今年のカーニバル優勝者ほか数名は、ぼくお手製の賞状をゲットできるのです。ブエナスエルテ!(グッドラック!)
踊りのない人生なんて
とまあ、カーニバルにはやたら熱心な国民です。リズム感ハンパないっスからね。
で、ガイ・フォークスのお面から映画「Vフォー ヴェンデッタ」に流れます。
ググるとVへの愛溢れる記事があったのご紹介。
特典映像で監督が言っていたんですが、『Vフォー・ヴェンデッタ』の映画は娯楽作品として作ったそうです。
観た後に友達や家族と政治について話をするきっかけになればいいとも言っていました。この作品が魅力的なのは、原作にしっかりとした筋、主張が通っているからでしょう。アクションシーンも素晴らしいので、娯楽作品として観ることもできますし、原作が優れているので新しい視点を得て、思考を巡らすきっかけにもなります。
―― 『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その2 原作コミックとの相違 / 英語講師 岡崎修平 「英語×映画×科学」
よっぽど好きなんでしょうね。ぼくも2~3回は観てますが。
これ、今のタイミングで観なきゃダメな作品な気がします(なんと24日に再発売)。なんでかって言うと、昨日衝撃を受けた「『クローズアップ現代』の国谷裕子キャスター降板」問題。
マジか。
古館さんとかは知ってたけど、調べたら、やっぱりまた政治?はあ・・・。
キャスター変えて、「視聴者の知りたい関心に応えるコンセプトをさらに強化する」らしいけど、できるの?国谷さんの居ないクロ現なんて、クロ現じゃないですよ、と。
そもそも視聴者が知りたいことをゴリゴリ突っ込んで聞いたら降ろされた構図なのに、なんなんだ?このコンセプト。
と思ってたら、気が付いた。
今の時代、facebookのタイムラインが知りたいことは運んできてくれる。
じゃあ、お金払って観るNHKは、国谷さんみたいな人だから可能な「視聴者が知るべき・知らなきゃならないことを提示し、解明していく」ことがコンセプトに必要なんじゃないかと。
ほんと、市長が変わっただけで公共の仕事に携わる人材の首がいとも容易く吹っ飛び、権力者と親しいからというだけで、何の使命感も持たずに職に就くというのも問題だなあ、と思った仕事帰りでした。
【STORY】
独裁国家となった未来のイギリス。
TV局で働くイヴィー(ナタリー・ポートマン)は外出禁止時間帯の夜に秘密警察に見つかり、絶体絶命の危機に見舞われたところを、“V"とだけ名乗る仮面の男(ヒューゴ・ウィービング)に命を救われる。
しかし、"V"と名乗るその男は、国家を相手にひとり活動を続け、クラシック音楽の調べにあわせて街を爆破、TV局を不法占拠し、政府要人を暗殺していく、正体不明、経歴不詳、善か悪かの判別不能の男だった。
1605年に国王の圧制に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスにならって、イギリスの反逆精神の象徴となったその日、11月5日-ガイ・フォークス・デイ-に、国民の決起を呼びかける"V"。
正義か、犯罪か。"V"とは一体何者なのか?
"V"と出会い、自分自身についての真実をも知るようになったイヴィーは、図らずも“V"の協力者となり、自由と正義を取り戻す革命のために立ち上がったー