2016年4月14日木曜日

「地方創生」の違和感と、それを解決した「猿の惑星」について。

ブログのタグを整理してたら、半年ほど前に観た「猿の惑星:新世紀」と前から感じていた「地方創生」に対する違和感が繋がったのでメモがてら。

今まで地方は無かったの?

「地方創生」という言葉。
人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるよう、まち・ひと・しごと創生本部を設置しました。

―― まち・ひと・しごと創生本部HPより
その中の「創生」という言葉。
そうせい【創生】

[名](スル)初めて生み出すこと。初めて作ること。

出典:デジタル大辞泉 / goo辞書

・・・今まで、地方って存在しなかったの?ぼくは愛媛出身。愛媛って地方なんですけど、むかしからありましたよ。


作り手それぞれの解釈で

「猿の惑星」シリーズはリ・イマジネーションもリブートもされていて、「猿の惑星:新世紀」はリブート作品。
リブートは、シリーズにとって核となる要素とコンセプトを整理することで、あらゆる「不可欠でない要素」を取り除く事を可能にし、シリーズをやり直す手法である。リブート作品は、シリーズの初期タイトルをあまり知らない消費者にも簡単に触れることができる。

―― リブート (作品展開) / ウィキペディア

この作品を観たとき、リブートの意義をハッキリと感じることができました。同じ素材でも時代ごとに提示されるべき形は違うんだな、と。最初の「猿の惑星」も、もちろんいいのですが。


地方もリブート

愛媛でも色んな地域おこし活動等がされていますが、別に今まで自律的で持続的な社会がなかったワケじゃないでしょ。ただ、時代が変わったから、地域おこしの形も変わらないといけないだけで。「不可欠でない要素」は地方ならではのシガラミとか既成概念だったりするのかな?と。そんなのとっぱらって、愛媛をリブートしてる人がたくさん居ます。

そういうワケで、しばらく「地方創生」という言葉の代わりに「ローカル・リブート」と言ってみます。