遺産をどう使うか
ぼくの前にチョコララを支援していたマーケティング隊員から、マーケティング講座で使ったデータを引き継いでいました。そのなかでイのイチバンに取り上げてるのが「ビジョン」の大切さ。復習の意味も込めて、そのときのパワポを見ながら「会計作業を改善する目的」をネルフィ、セシリア、フランシアの3人それぞれに書き出してもらうと、見事に全員が同じ内容!ビジョンが共有できてる!ありがとう、先輩隊員。
会計まわりで使う帳票等のデータも残してくれてたのですが、どうやらチョコララのみんなはちょっと使いづらくなってきたみたい。その時々の商売のサイズに合わせて使うツールも変えていかないと、脱皮できないエビみたいになっちゃうから当たり前の話だけど。
なので、今回は要望を聞いて帳票を作ってあげることに。
チョコレートに不可能はない
先日、言われてたのが「資材管理」 「生産管理」 「在庫管理」 「帳票管理」の4テーマ。まー、製造業の流れに沿った一連の課題です。
とは言え、それだとザックリしすぎなので、課題を書き出してもらうことに。毎日、どんどん管理すべきデータは生まれていて、モタモタしていても仕方ないので拙いスペイン語をフル活用。「チョコレートをつくるときも、カカオ豆を細かく砕くでしょ?それと同じように、1つのテーマ(問題)も、細かく砕く必要がある。各テーマの問題を1枚に1つ書き出して」と言うと、サラッと理解してくれました。
全ての事象はチョコレート作りで説明できるんじゃないか?とすら思えてきた今日この頃。
この講座、工場の一角でやってるので、途中でお客さんは来るわ、電話はかかってくるわで、とにかく集中は出来ない。
でも、それは全然問題じゃないんです。だって、商売なんだから。ただ、講座中にfacebookとメールだけはヤメてね~!って言うと、思い当った誰かさんがパッとスマホを置いてくれるあたりが可愛いw
道具の使い方を教えねば
とりあえず問題も洗い出せたので、みんなで共有してみると「上手い帳面の付け方が分からない」の一点に集約されそう。
こればっかりは知ってるか知らないかの違いでしかないので、ぼくがエクセルでパパッと作って、要望をみたしているか確認。
問題はここからで、種々の帳面をキチンとつけてエクセルに転記して集計して、いつでも誰でも見て活用できなきゃいけない。その為にはエクセルの使い方の前に、(商品名の表記など)ルールの統一が必要・・・。コレがイチバン苦労しそう。
エクセルは問題なさそうなんですよ、多分。チョコレートで説明できそうだから。
ルールの統一については来週だな。
UPSを買おう!
チョコララはデスクトッPCなので、データ入力中に停電になろうものなら一発アウト!以前も96%までダウンロードして停電、のパターンに泣かされました。
なので、UPS(無停電電源装置)が必須。コイツについては既に価格リサーチ済みなので、明日にでも買いにいくかもとのこと。JICA事務所が講座のためにプロジェクターを貸してくれたことも伝えているのでモチベーションが高い高い。いいことです。
オーガニックという名の野良?
そうそう、一昨日にはコスタリカのチョコレート隊員が遊びに来てくれました。品種の話からカカオハンターの小方真弓さんの話、ドミニカとコスタリカのカカオの違いなど、やっぱり似たようなジャンルで活動してると話が弾んで楽しい。
ハッとしたのがチョコララの裏の畑にあるカカオは樹高が高いねというもの。手入れしてないからなー。上の方になってる実なんて収穫できない。いや、そもそも全く収穫してないみたいなんだけど。鳥に突っ突かれて、枯れて終わりのモッタイナイパターンです。
この問題については、カカオの仲買業者さんに相談してみるか。ここを認証農園にするのが目標の1つです。
この野良カカオ畑、とある活用方法を考えてるので、実現できたらまた報告します。